世界に通用する建築を
先進国住宅事情
  日本 米国 英国 ドイツ フランス
新築住宅戸数(万/年) 120 150 15 49 27
住宅ストック(万戸) 5,022 11,238 2,404 3,649 2,822
中古住宅流通(万/年) 37 497 144    
 世帯数(万戸) 4,424 10,102 2,351 3,728 2,303
世帯あたり戸数 114% 111% 102% 98% 123%
住宅産業規模 (兆) 26 41 5 16 7
新築住宅着工戸数戸/万人/年 96 55 26 59 47
住宅平均耐用年数 26 44 75    
総人口  万  2001年 12,500 29,200 5,867 8,230 6,000
世帯当たりの居住者数 2.8 2.9 2.5 2.2 2.6
平均単価(万/戸) 2,167 2,733 3,333 3,265 2,593
先進国住宅事情より分析1(スクラップアンドビルド)
日本の所帯当たり住宅戸数は14%ほど余分にあり全体で見れば住宅戸数は過剰の状態になってきています。ただ中古住宅の戸数が他の国より極端に低いの解ります。古い家が少なく空き家も少ないという状況です。住まない家は壊す、スクラップアンドビルドの発想が根幹にあると考えられます。あたらし物が好きの指向がはっきり出ています。良い建て物を長く使うの考えが必要なのではと思います。

先進国住宅事情より解ること2(全体での省エネ)

人口1万に当たりの住宅着工件数が極端に多いことです、所帯当たりの居住者で割ると1万所帯当たり270戸となり他の国倍以上の数字になります。なぜなのでしょうか、他の国に比べると日本では建物を「住宅を家電製品や車と同じ」と考えていることが解ります。このままではランニングコストの省エネ化(高断熱高気密)を努力しても住宅が全体で消費するエネルギー量は先進国の中では最高となってしまいます。無駄な消費を繰り返しています。そのことに日本中が誰も気づいておりません。気づかないふりをして必要がないマンションを、分譲住宅を造り続けています。

先進国住宅事情より解ること3(安物建築の蔓延)
日本の住宅平均単価が著しく安いことです。これは持続性のない(耐久性がない)住宅の割合が多いことに由来していると考えらます。冷暖房に依存する木造住宅、玄関だけが立派で、容積率をぎりぎりに使った外廊下とベランダ付き、狭いマンション! 日本では世界のスタンダードからはずれた特殊な住居のかたちがまかり通っています。住宅の単価が安い割には東京での事務所ビルは世界で1番高い建築コストがかけられています。世界で2番目のNewYorkの1.5倍かかるそうです。なのに日本の住宅はこんなに安いのか!

まとめ(グローバルスタンダード)
これらのことで解ることは日本は戦後の復興住宅から抜け出せないまま金融公庫、住宅公団(住宅整備公団)、などの規制、進歩のない住宅計画、不動産投機による土地政策の失敗、それに便乗したマンション業者、建売業者、ポリシーのない用途地域の指定など悪い条件を取り込みながら世界のスタンダードから大きくはずれてきてしまいました。これからは建設着工戸数を減らし100年以上の耐久性のある骨組みと外観に容易に、変更できる設備をくみあわせ 世界に通用する住宅を造らなければなりません。日本の自動車産業は戦後60年世界に通用するシステム、グレードを作り上げました。建築も世界に通用するシステムに取り組まなければなりません。

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