外断熱てどのくらいコストがかかるの
外断熱の建物は熱容量のある躯体、コンクリートなど比熱の大きな材料の建物をを断熱材で包んだ工法です。木造の建物の外側に断熱材を入れた建物は私どもは外断熱とは言いません。
断熱材スタイロフォーム30mm(関東地方平野部)では1u500円程度のものでそれほど高いコストではありません。断熱材は一般的に耐久性がなく表面の保護材無しでは外壁に使用できません。外壁に使用できるよう工夫して(一般的に複合版 断熱材+外壁材)利用します。それでも単価は1u10,000円程度です。しかしこのままでは外壁は長持ちするグレードには出来ません。50年はメンテナンスのかからないタイル貼りにすると更に1u20,000円程度プラスになります。(外断熱の場合在来工法のタイル貼りでは熱応力が大きいので剥離してしまいます。)
建物すべてを断熱する
外断熱の建物の特徴は建物中全てが快適になることです、寒い廊下、トイレ等外断熱をした建物内部がすべて快適な環境になることです。冷暖房の利くまでに時間がかかる部屋など広くても実質的に使わない部屋がなくなります。どの部屋も大きなランニングコスト掛けずに一定の温度の快適な空間になります。
建具に費用ががかかります
それ以外に外断熱の機能を取り入れますと各種の対策が必要になり費用が発生してきます。一番大きな割合を占めてきますのが外壁建具(サッシュ)の仕様変更費用です。建物性能が上がると断熱性能の低い部分から結露など欠点が出てきます。一般に建設費の中で建具工事の割合は10%程ですが当社の経験から建具工事の割合が20%ほどになります、この中には室内の建具も含みます。サッシュのグレードの選択により工夫をすることが出来ますが、実際建物の外壁のサッシュを交換するのは現実的に大変な工事なります。将来性を考えた場合建具の割合が20%近くになるのはやもうえないと考えるべきです。。
外断熱建物は
その他高気密になるために換気の工夫が必要となります、冬快適に過ごす床暖房も是非取り入れるべきです。これらの建設費用の合計は建物の規模敷地の条件によりますが20%位余分にかかります。サスティナブル(持続性のある)で室内温度の変化の少ない静かな(サッシュのグレードが高いために)、災害に強い建物が出来るのです。
病院、住宅など 坪80万
事務所、研究所、学校 坪70万
程の目安で計画を立てることが出来ます。
この目安で計画を進めますと外断熱の大変さと意味(価値)が理解出来るようになると思います。
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